法師温泉(読み)ほうしおんせん

精選版 日本国語大辞典 「法師温泉」の意味・読み・例文・類語

ほうし‐おんせん ホフシヲンセン【法師温泉】

(弘法大師発見と伝えられるところから呼ばれる) 群馬県利根郡新治(にいはる)村にある温泉泉質は硫化水素泉。

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デジタル大辞泉 「法師温泉」の意味・読み・例文・類語

ほうし‐おんせん〔ホフシヲンセン〕【法師温泉】

群馬県北西部、利根郡みなかみ町にある温泉。泉質は単純温泉硫酸塩泉弘法大師の開湯と伝える。

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日本歴史地名大系 「法師温泉」の解説

法師温泉
ほうしおんせん

[現在地名]新治村永井 法師

永井ながい集落と三国峠のほぼ中間、法師峠(標高約八〇〇メートル)にある。元文三年(一七三八)の三国三社権現縁起(岡村文書)によると、三坂みさか(三国峠)上には三国三社権現があり、法師の湯はその薬師堂とともに神官田村民部の所有するところであった。民部による開湯願は、享保二一年(一七三六)以前から出されていたようであるが、いずれも認可されなかった。その理由は、湯場がさるきよう関所脇の停止古道に近く、通行取締に差支えると判断されたためであった。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「法師温泉」の意味・わかりやすい解説

法師温泉
ほうしおんせん

群馬県利根(とね)郡みなかみ町にある温泉。三国(みくに)峠の南麓(なんろく)、標高約800メートルの原生林と西(にし)川の渓流に臨む。泉質は硫酸塩泉。浴槽の底に西川の円礫(えんれき)と湧出(ゆうしゅつ)のさまが見える野趣に富んだ温泉で、弘法(こうぼう)大師の開湯と伝えられる。JR上越新幹線上毛(じょうもう)高原駅、上越線後閑(ごかん)駅から猿ヶ京温泉乗換えでバスが通じる。

[村木定雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「法師温泉」の意味・わかりやすい解説

法師温泉
ほうしおんせん

群馬県北部,みなかみ町南西部,三国峠南麓赤谷川支流,西川の渓谷にある温泉。泉質は硫酸塩泉。泉温 43℃。空海の開湯と伝えられ,神経系諸疾患に効能があるといわれる。上信越高原国立公園に属する。

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事典・日本の観光資源 「法師温泉」の解説

法師温泉

(群馬県利根郡みなかみ町)
関東・観光バスで行く名所100選指定の観光名所。

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