法式(読み)ほうしき

精選版 日本国語大辞典 「法式」の意味・読み・例文・類語

ほう‐しき【法式】

〘名〙
① (ハフ:) 物事の定められたきまり、やり方。のり。おきて。また、儀式礼儀などのきまり。作法
将門記(940頃か)「女人流浪本属に返る者(てへ)り、法式之例なり」 〔維摩経‐中〕 〔荀子‐礼論〕
② (ホフ:) ⇒ほっしき(法式)

はっ‐しき【法式】

※文明本節用集(室町中)「法式 ハッシキ」

ほっ‐しき【法式】

〘名〙 仏語法会などを行なうその作法と儀式。
東宝記(1352)「論義法式具記在別」

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デジタル大辞泉 「法式」の意味・読み・例文・類語

ほう‐しき〔ハフ‐〕【法式】

儀式・礼儀などのきまり。作法。「法式にかなった茶会

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普及版 字通 「法式」の読み・字形・画数・意味

【法式】ほう(はふ)しき

法度規定。〔史記、秦始皇紀〕(二十八年刻石)六親相ひ保ちて、(つひ)に寇無く、欣(くわんきん)奉して、盡(ことごと)く法式を知る。

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