波の関守(読み)ナミノセキモリ

デジタル大辞泉 「波の関守」の意味・読み・例文・類語

なみ‐の‐せきもり【波の関守】

波を関守に見立てた語。
「都に帰る夢をさへ通さぬ―に、いとど涙を催され」〈太平記・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「波の関守」の意味・読み・例文・類語

なみ【波】 の 関守(せきもり)

海岸関戸で、波を関守に見立てていう語。
散木奇歌集(1128頃)雑上「さらぬだにかわかぬ袖を清見がたしばしなかけそ浪の関もり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android