泥象(読み)デイショウ

デジタル大辞泉 「泥象」の意味・読み・例文・類語

でい‐しょう〔‐シヤウ〕【泥象】

中国で、墓におさめるために人や動物を土でかたどって焼いたもの。ふつう、人形のものをようという。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「泥象」の意味・読み・例文・類語

でい‐しょう ‥シャウ【泥象】

〘名〙 中国古代の副葬品の一つ。土製武人舞人婦人などの人像(俑(よう))と騎馬を含めた動物像がある。戦国時代以降、漢・北魏・隋唐を経て明代まで作られたが、隋唐代が最盛期。当時の風俗・生活の一端をとらえる好資料で、美術史上でも貴重なもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android