精選版 日本国語大辞典 「泰山・岱山・太山」の意味・読み・例文・類語
たい‐ざん【泰山・岱山・太山】
(「たいさん」とも)
[1]
※本朝文粋(1060頃)三・弁山水〈大江澄明〉「泰山阿中。桂葉蒙レ霜而猶緑」 〔晉書‐孫恵伝〕
[二] 「たいさんぶくん(泰山府君)(一)(一)」の略。
[2] 〘名〙
① ((一)から転じて) 高く大きな山。大山。また、大山のように立派な様子。
※海道記(1223頃)極楽西方に非ず「無始生死の間に塵の結縁積て泰山となり、露の功徳たまりて蒼海とたたへて」
[補注]五岳の一つの「泰山」と、大きな山の意の「大山」とが、意味を重ね合わせて用いられることが多い。
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