津和地島(読み)つわじしま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「津和地島」の意味・わかりやすい解説

津和地島
つわじしま

愛媛県北西部,忽那諸島西端の島で,松山市に属する。大部分黒雲母花崗岩からなる。広島湾伊予灘を結ぶ海上交通要地で,江戸時代には寄港地としてにぎわった。瀬戸内海国立公園に属する。面積 2.86km2人口 547 (2000) 。

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デジタル大辞泉プラス 「津和地島」の解説

津和地島

愛媛県松山市、忽那(くつな)諸島の怒和(ぬわ)島の西約2キロメートル、山口県、広島県との県境に位置する島。面積約2.88平方キロメートル。瀬戸内海の海上交通の要衝で、古くは参勤交代に向かう大名たちや朝鮮通信使を接待する松本藩茶屋も置かれていた。ミカンタマネギなどの農業タイスズキタコなどの漁業が盛ん。

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世界大百科事典(旧版)内の津和地島の言及

【忽那諸島】より

…ほとんどの島が愛媛県温泉郡中島町を形成する。このうち中島,睦月島,野忽那島,怒和(ぬわ)島,津和地島,二神島と柱島(山口県)はかつて忽那七島と呼ばれ,南朝方についた忽那氏の勢力範囲であったが,現在は柱島にかえて興居(ごご)島(松山市)を加え,忽那七島とする。七島のほか釣(つる)島(松山市),由利島,大館場(おおたちば)島,クダコ島など20余の島が含まれ,興居島を除いて離島振興法指定地域である。…

※「津和地島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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