津守(読み)ツモリ

デジタル大辞泉 「津守」の意味・読み・例文・類語

つ‐もり【津守】

津を守る人。港を守る番人
住吉すみのえの―網引あびきの浮けの緒の浮かれか行かむ恋ひつつあらずは」〈・二六四六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「津守」の意味・読み・例文・類語

つ‐もり【津守】

[1] 〘名〙 港を守る人。津を守る番人。
万葉(8C後)一一・二六四六「住吉の津守(つもり)網引きのうけの緒の浮かれかゆかむ恋ひつつあらずは」
[2]
[一] 大阪市西成区の地名。また、古くは広く木津川東岸をさした。〔二十巻本和名抄(934頃)〕
[二] 大阪府堺市南旅籠町東(旧南高須町)にあった遊里乳守(ちもり)
歌謡・松の葉(1703)二・あだ枕「阿波座(あわざ)新町越後町、一夜二夜の堺のつもり」

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