津打治兵衛(1世)(読み)つうちじへえ[いっせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「津打治兵衛(1世)」の意味・わかりやすい解説

津打治兵衛(1世)
つうちじへえ[いっせい]

江戸時代中期の歌舞伎作者。姓は「つうつ」とも伝えられる。大坂岩井半四郎座に属した親仁方 (おやじかた) の役者であった。最初津山治兵衛を名のったが,元禄初 (1688) 年津打と改名,作者専業となり,元禄 13 (1700) 年江戸の中村座に下り,『けいせい乳母桜』で好評を得た。

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