津液(読み)しんえき

精選版 日本国語大辞典 「津液」の意味・読み・例文・類語

しん‐えき【津液】

〘名〙
つばき唾液
養生訓(1713)二「津液〈注・ツバキ〉は一身のうるほひ也。化(け)して精血となる」
生物体内にある液体やそこからしみ出る液。また、植物内の液体。樹液など。〔羅葡日辞書(1595)〕
十善法語(1775)九「この身の津液を以て外物をうるほせば」 〔春秋元命苞〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「津液」の意味・読み・例文・類語

しん‐えき【津液】

つばき。唾液だえき。また、体液

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「津液」の読み・字形・画数・意味

【津液】しんえき

からだの中の気液・水液。〔素問、調経論〕帝曰く、人に氣津液り。〔注〕汗の理(そうり)(膚)に出づる、是れを津と謂ふ。液の竅(くうけう)に滲(し)みて、留まりて行かざるを液と爲すなり。

字通「津」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android