活発・活溌(読み)かっぱつ

精選版 日本国語大辞典 「活発・活溌」の意味・読み・例文・類語

かっ‐ぱつ クヮッ‥【活発・活溌】

〘形動〙
① 魚などの、勢いよく水上にはねるさま。
※寛斎先生遺稿(1821)二・於玉池新居「淙潺分水引、活溌買魚添」 〔殷邁余夙抱烟霞之癖詩〕
② 生き生きとしているさま。勢いのよいさま。
集義和書(1676頃)一一「心は活溌流行の体也。水の流てやまざるがごとし。やまざる処常なり」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉五「先生ちっと活溌に散歩でもしなさらんと」 〔紅楼夢‐三七回〕
[補注]「活発」は「活溌」の書き換え。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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