浅い(読み)アサイ

デジタル大辞泉 「浅い」の意味・読み・例文・類語

あさ・い【浅い】

[形][文]あさ・し[ク]
表面から底まで、また入り口から奥までの距離が短い。深さが少ない。「―・い池」「―・いなべ」「―・い洞窟どうくつ」⇔深い
物事の程度や分量、また、かかわりなどが少ない。「傷は―・い」「経験が―・い」「眠りが―・い」「つきあいが―・い」⇔深い
その状態になってから日数や時間が少ししかたっていない。「勤めてから日が―・い」「春まだ―・い」「夜もまだ―・い時刻
色が薄い。淡い。「―・い緑」⇔深い
香りが淡い。
「―・からずめたる紫の紙に」〈明石
位や家柄が低い。
「九条殿の君達は、まだ御位ども―・ければ」〈栄花・月の宴〉
情愛がうすい。
「当時の博士、あはれ―・く貪欲深くして」〈宇津保・祭の使〉
[派生]あささ[名]あさみ[名]
[類語](1浅め浅み浅場遠浅/(4薄い淡い淡淡しい薄める薄れる薄らぐ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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