浅近（読み）センキン

デジタル大辞泉

せん‐きん【浅近】

［名・形動］浅はかなこと。また、そのさま。浅薄。
「米べいの文化は猶麁略そりゃく―なり」〈津田真道・明六雑誌一八〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

せん‐きん【浅近】

〘名〙 (形動) あさはかなこと。また、そのさま。浅薄。

※米沢本沙石集（1283）一「世間浅近(センキン)の賤(あさき)事を譬として勝義の深き理に入れ」

※淡窓詩話（１９Ｃ中）上「天下に広く流行する説は、其説必ず浅近にして」 〔杜預‐春秋序〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【浅近】せんきん

見識が浅く、俗っぽいこと。〔抱朴子、博喩〕儒碩生は、細辯を淺の徒にらず、人士は、察を俗の中に變へず。

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出典　平凡社「普及版 字通」