浜本浩(読み)はまもとひろし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「浜本浩」の意味・わかりやすい解説

浜本浩
はまもとひろし

[生]1890.8.14. 愛媛
[没]1959.3.12. 東京
小説家。戸籍上は 1891年4月 20日生れ。同志社中学中退後上京,新聞社など転々と職を変え,1932年から創作専念,『浅草の灯』 (1937) で認められた。以後「浅草もの作家」といわれたほど浅草の風俗人情を描き続けた。ほかに『土佐カルメン』 (47) ,『浅草の肌』 (49) ,『浅草無宿』 (56) など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「浜本浩」の解説

浜本浩 はまもと-ひろし

1890-1959 昭和時代の小説家。
明治23年8月14日生まれ。「信濃毎日新聞」「高知新聞」などの記者をへて,大正8年改造社にはいる。のち創作に専念し,昭和13年「浅草の灯」で第1回新潮社文芸賞。昭和34年3月12日死去。68歳。愛媛県出身。同志社中学部中退。作品はほかに「十二階下の少年達」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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