浦幌川(読み)うらほろがわ

日本歴史地名大系 「浦幌川」の解説

浦幌川
うらほろがわ

浦幌町を流れる河川で、十勝川水系浦幌十勝川の支流。流路延長八七・二キロ(指定区間九〇・二キロ)流域面積四七四・九平方キロの一級河川。白糠しらぬか丘陵の分水嶺西方である浦幌町・本別ほんべつ町および釧路支庁管内白糠郡白糠町の境界付近を源流として南西に流れ、字合流ごうりゆう付近で流れの向きを南に変える。その後東から川流布かわるつぷ川・留真るしん川・常室とこむろ川を、西から瀬多来せたらい川を合せながら流れ、浦幌町市街地に至る。市街地を通り過ぎると河道は直線流路で「く」の字を描きながら浦幌十勝川に注ぐ。上流部と中流部には部分的に白亜紀堆積岩が露出しているが、そのほかは新第三紀の堆積岩地域を流れている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「浦幌川」の意味・わかりやすい解説

浦幌川
うらほろがわ

北海道南東部を流れる川。浦幌町北東部の白糠丘陵に源を発し,丘陵地域を南流して,川流布 (かわりゅうふ) ,瀬多来 (せたらい) ,常室 (つねむろ) などの支流を合せ,十勝川河口部に合流する。全長 100km。河谷では豆類,ジャガイモ,テンサイなどの畑作酪農が行われる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android