浮き出づ(読み)ウキイズ

デジタル大辞泉 「浮き出づ」の意味・読み・例文・類語

うき‐い・ず〔‐いづ〕【浮き出づ】

[動ダ下二]
形・模様などが、下地背景から区別されてはっきり見える。浮き出る。
船越の西丘と、対岸船山明神の森とは…、夏の夕暮の静かな碧の空の中に―・でていて」〈花袋・野の花〉
表面に浮いて出る。浮き出る。
「水の上に浮かびながら、手をささげて、この経をささげて―・で―・でするときに」〈宇治拾遺・一〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android