浮び上る(読み)ウカビアガル

デジタル大辞泉 「浮び上る」の意味・読み・例文・類語

うかび‐あが・る【浮(か)び上(が)る】

[動ラ五(四)]
水中・水底にあるものが水面に現れ出る。また、地上にあるものが空中に上がる。「魚が―・る」「アドバルーンが空に―・る」
苦しい状態を抜け出してよくなる。下位にあったものが上位になる。「最下位から―・る」
隠れていた物事表面に現れる。鮮明になって人目につくようになる。「捜査線上に―・る」「東京タワー夜空に―・る」
意識に出てくる。思い出される。
「突然一人の頭の中へカンナ予言が―・った」〈横光碑文
[類語]浮く浮かぶ浮き上がる浮かべる浮揚する浮上する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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