浮折(読み)うけおり

精選版 日本国語大辞典 「浮折」の意味・読み・例文・類語

うけ‐おり ‥をり【浮折】

〘名〙 扇の製法名称親骨上端外側へそらせて、開いたように作ること。また、その扇。⇔沈め折り
※四季草(1778)秋草下(古事類苑・服飾二五)「扇の事、浮折、沈折二品あり。浮折は扇のさきしまらずして、ひろがりてあるなり」

うき‐おり ‥をり【浮折】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の浮折の言及

【中啓】より

…扇の一種で末広(すえひろ),浮折(うけおり)などとも称する。啓は開くの意で,たたんでも頭部が半開きになっている形状からの名称。…

※「浮折」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android