浮立つ(読み)ウキタツ

デジタル大辞泉 「浮立つ」の意味・読み・例文・類語

うき‐た・つ【浮(き)立つ】

[動タ五(四)]
心楽しく、うきうきして落ち着かない状態になる。「旅行を前にして心が―・つ」
気持ちがうわずる。そわそわする。「反撃を受けてチームが―・つ」
周りのものから区別されて、よく目立つ。引き立つ。
「遠くから見たと同じ様に―・たない家であった」〈漱石・満韓ところどころ〉
雲や霧がわき起こる。わき上がる。
「―・つ雲の跡もなく行く方知らずなりにけり」〈謡・浮舟
乱れて騒がしくなる。不安に動揺する。
「日を経つつ世の中―・ちて、人の心もをさまらず」〈方丈記
[類語]浮かれるのぼせるほうける喜ぶ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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