浮遊(読み)うかれあそぶ

精選版 日本国語大辞典 「浮遊」の意味・読み・例文・類語

うかれ‐あそ・ぶ【浮遊】

〘自バ五(四)〙
① 浮いてゆれ動く。
※広本拾玉集(1346)五「うかれあそぶいとゆふまでもあはれなりまたやは春の空を見るべき」
② うわついた気持で遊ぶ。遊蕩する。
読本春雨物語(1808)宮木が塚「我に告げずしていづこにかうかれあそぶ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「浮遊」の意味・読み・例文・類語

ふ‐ゆう〔‐イウ〕【浮遊/浮×游】

[名](スル)
空中水面に浮かびただようこと。「空気中に―するほこり
行先を定めないで旅をすること。
「本朝鼎臣ていしん外相を以て、異国―の来客に見えん事」〈盛衰記一一
[類語]浮かぶ漂う流れる浮くたゆたう浮流する漂流するどんぶらこどんぶりこぷかぷか浮き沈みぽっかりぷかりぷかり浮揚舞う片片へんぺんひらりひらりひらりひらひらふわふわふわりふわっとふんわりゆらゆら

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