海上先取特権抵当権条約(読み)かいじょうさきどりとっけんていとうけんじょうやく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海上先取特権抵当権条約」の意味・わかりやすい解説

海上先取特権抵当権条約
かいじょうさきどりとっけんていとうけんじょうやく

海上先取特権および海上抵当権についての若干規定統一に関する国際条約船舶先取特権船舶抵当権に関する法制度を国際的に統一することを目的として,1926年にブリュッセルの外交会議で成立したもので,特に船舶抵当権に優先する船舶先取特権の範囲を限定することが主たる目的とされた。その後 67年のブリュッセル海事法外交会議で改正されたが,日本現行法のたてまえと著しく異なることを理由に,この改正条約全体について棄権している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android