海保紀之(読み)かいほのりゆき

世界大百科事典(旧版)内の海保紀之の言及

【海保漁村】より

…江戸後期の儒者。考証学派。名は元備,字は純卿,通称は紀之,漁村は号。上総国武射郡北清水村の生れで,江戸の太田錦城に学ぶ。のち佐倉藩に招かれ,1857年(安政4)幕府の医学館の儒学教授に挙げられる。その学問は経学を主とし,古注疏や経史子集を参照して諸書を注解補証し,考証の精密なことで知られた。著書に《経学字義古訓》《抱腹談ノ抱腹》《漁村文話》など30余種がある。【衣笠 安喜】…

※「海保紀之」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android