海技大学校(読み)かいぎだいがっこう

百科事典マイペディア 「海技大学校」の意味・わかりやすい解説

海技大学校【かいぎだいがっこう】

一定海上勤務経歴をもつ船員の再教育機関。芦屋市にある運輸省(現,国土交通省)の付属機関であったが,2001年独立行政法人となった。学校教育法に基づく大学ではない。前身は1945年神戸高等商船学校施設を継承して設立された海技専門学院。1964年現名に改称
→関連項目神戸商船大学

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海技大学校」の意味・わかりやすい解説

海技大学校
かいぎだいがっこう

国土交通省所管の大学校。 1945年神戸高等商船学校と東京高等商船学校および清水高等商船学校が高等商船学校として静岡県清水市 (現静岡市) に統合され,これに特別高等海員養成所と高等海員養成所を合併し,海上実歴のある船員に,船舶航行に必要な技能を再教育することを目的として設立された海技専門学院を前身とする。 1961年に現校名に改称。教育課程は海上技術科,海技士科 (2ヵ月~2年) ,講習科,通信教育部からなっており,総学生定員は 1715名 (1997) 。本校は兵庫県芦屋市西蔵町にあり,岡山県倉敷市 (児島) に分校がある。 2001年4月,中央省庁再編に伴い独立行政法人となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android