海溝周縁隆起帯(読み)かいこうしゅうえんりゅうきたい

世界大百科事典(旧版)内の海溝周縁隆起帯の言及

【海溝】より

…このくぼみは海底の屈曲がもたらす張力によって生じた断層地形だと思われる。海溝の海側を上りつめたところは,さらに外側の海底よりも500~1000m浅く海溝周縁隆起帯(マージナル・スウェルmarginal swell)とよばれているが,これも海底の屈曲に伴うふくれ上がりだとされている。この地形は幅200~500kmにわたる,ごくゆるい傾斜のものである。…

【海底地形】より

…海洋プレートが沈み込むとき上に積もっている堆積層は沈み込むことができず,海溝陸側斜面の基部でかきとられて陸側の地塊に付加され,複雑な地形の斜面を形成する所もある。また海溝の海側にはプレートの曲りに対応した膨らみである海溝周縁隆起帯(マージナル・スウェルmarginal swell)の地形が生じる。海溝の陸側には西太平洋の多くの海溝に見られるように火山列を含む島弧が存在する。…

※「海溝周縁隆起帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android