海烏(読み)うみがらす

精選版 日本国語大辞典 「海烏」の意味・読み・例文・類語

うみ‐がらす【海烏】

〘名〙 ウミスズメ科海鳥ペンギンを小さくしたような鳥で、体長約四四センチメートル。くちばしは細くとがり、背面が黒褐色で腹面は白色。冬は顔面と、のども白くなる。繁殖地として、サハリンのロッペン島、北海道の天売(てうり)島などが知られ、冬に本州北部に渡来する。小魚主食とし、海上に群生するが、潜水もでき、巣は岩壁の岩棚につくる。おろろんちょう。ろっぺんがも。ろっぺんちょう。〔生物学語彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「海烏」の意味・読み・例文・類語

うみ‐がらす【海×烏/海×鴉】

ウミスズメ科の海鳥。全長44センチくらい。背面は灰黒色、腹部は白い。日本では北海道沿岸の島などの岩場で繁殖。オロロン鳥。ロッペン鳥。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「海烏」の解説

海烏 (ウミガラス)

学名Uria aalge
動物。ウミスズメ科の鳥

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android