海若(読み)カイジャク

デジタル大辞泉 「海若」の意味・読み・例文・類語

かい‐じゃく【海若】

海の神。海神。わたつみ。
「蒐集した古刊本等の大部分が―の有に帰した」〈鴎外渋江抽斎

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「海若」の意味・読み・例文・類語

かいじゃく【海若】

海神の名。かいにゃ。
※蠡測集(16C中頃)「東海若と云は東海の神ぞ。海若とも切たぞ」 〔楚辞遠遊
[補注]「万葉」では「海若 神の女に」(一七四〇)その他の「海若」を「わたつみ」と読んでいる。

かい‐にゃ【海若】

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普及版 字通 「海若」の読み・字形・画数・意味

【海若】かいじやく

海の神。〔楚辞、遠遊〕湘靈をして瑟を鼓せしめ をして馮夷(ひようい)(水神)をはしむ

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