海蝕(読み)かいしょく(英語表記)marine erosion

岩石学辞典 「海蝕」の解説

海蝕

海洋による浸食作用総称で,浸食営力としての海の作用には,(1) 海流と波による物質破壊および移動など海水物理作用,(2) 波や潮流による砕屑片の往復運動により海底岩盤がすりへる摩食作用,(3) 移動する砕屑片相互の衝突摩擦による細粒化が行われる摩滅,(4) 海水により岩石が溶解される溶食,の四つの作用がある[木村ほか : 1973].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android