(読み)シン

デジタル大辞泉 「浸」の意味・読み・例文・類語

しん【浸】[漢字項目]

常用漢字] [音]シン(呉)(漢) [訓]ひたす ひたる
水がしだいにしみ込む。水に漬ける。「浸潤浸食浸水浸礼
水がしみ込むように広がる。「浸漸

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「浸」の意味・読み・例文・類語

こ・む【浸・

〘自マ四〙 水が入りこむ。水びたしになる。こみ入る。しみこむ。多く田についていう。
書紀(720)安閑元年七月辛巳(寛文版訓)「此の田は天(ひて)り旱するに漑(水まか)せ難く水潦(いさら水)するに浸(コミ)易し」

したし【浸】

〘名〙 (「ひたし」の変化した語) 野菜をゆでて、しょうゆや酢などで食べる料理。したしもの。ひたし。ひたしもの。おしたし。
浄瑠璃菅原伝授手習鑑(1746)三「けふの祝ひの浸(シタシ)にと嫁菜蒲公二人の仕業

しと・む【浸】

〘自マ四〙 水などにつかる。また、水などがしみこむ。ひたる。
平家(13C前)四「馬のかしら沈まばひきあげよ。〈略〉水しとまば、三頭(さんづ)のうへに乗りかかれ」

ひたし【浸】

〘名〙 (動詞「ひたす(浸)」の連用形名詞化) 青菜などをゆでて、しょうゆなどをかけてひたしたもの。→おひたし

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