消費者組織(読み)しょうひしゃそしき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「消費者組織」の意味・わかりやすい解説

消費者組織
しょうひしゃそしき

メーカーが消費者との結びつきを強めるため,会員制度などの方式で消費者を組織化すること。通常は販売経路末端にあたる小売店を通じて顧客リストを作成し,サービスとして PR誌配布景品の提供,料理や美容などの講習会の開催,観劇会への招待,各種催し物の会場の提供などを行う。こうした活動を通じて商品と消費者との結びつきを強め,自社の商品に対する親近感や信頼感を獲得し,それによって顧客層を安定化しようとするのがねらいである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android