消防研究センター(読み)ショウボウケンキュウセンター

デジタル大辞泉 「消防研究センター」の意味・読み・例文・類語

しょうぼうけんきゅう‐センター〔セウバウケンキウ‐〕【消防研究センター】

火災原因究明のための調査試験消防資機材の開発など、消防の科学技術に関する研究開発を総合的に行う、総務省消防庁の研究機関。昭和23年(1948)に創設された消防研究所の後継組織として、平成18年(2006)に消防大学校に設置された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「消防研究センター」の意味・わかりやすい解説

消防研究センター
しょうぼうけんきゅうせんたー

消防や防災に関する研究・開発を行う研究機関。英語名称はNational Research Institute of Fire and Disasterで、略称NRIFD。総務省消防庁の消防大学校に所属する。1948年(昭和23)、国家消防庁の内局として設置された消防研究所に始まる。1960年、自治省発足に伴い自治省消防庁の附属機関に改組された。2001年(平成13)1月、省庁再編により総務省消防庁の所属となり、同年4月、独立行政法人制度の発足により独立行政法人消防研究所となった。2006年からは消防大学校の所属となり、現在の名称に変更した。所在地は東京都調布市深大寺東町。

 所管する事業は、(1)消防・防災に関する研究・開発、(2)火災や危険物流出事故の原因調査とその支援、(3)大規模・特殊災害発生時の専門家集団としての消防活動支援、(4)消防技術・研究に関する普及活動、などである。2013年3月末時点の職員数は26人。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android