ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「深さの社会学」の意味・わかりやすい解説
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… マルクスの用いた〈上〉と〈下〉という構造についての空間的アナロジーは,これとはちがった理論的文脈でも用いられている。フランスの社会学者ギュルビッチによって定式化された〈深さの社会学〉における,社会の深層構造という考え方はその一例である。彼は〈全体的社会現象〉と呼ぶものを,最表層部の形態学的特性から最深層部の集合的精神状態まで10の〈深さの層位〉に区分し,社会構造とはそれらの層位が一時的・過渡的にバランスした一局面である,とした。…
※「深さの社会学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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