朝日日本歴史人物事典 「深井仁子」の解説
深井仁子
生年:天保12.2(1841)
幕末・明治初期の教育者。高崎藩士深井四郎資治の次女。尾高高正,田島尋枝に和歌,国・漢学を学び,長じて藩主の子女教育に当たった。明治11(1878)年国振学校,15年貧乏学校(通称発育学校)を高崎市に設立。群馬県婦人教育会においてはキリスト教批判で活躍,初期の文部省教員検定に合格。40年深井幼稚園を設立,教育一筋の生涯を終える。<参考文献>大学婦人協会群馬支部編『近代群馬の女性たち』
(亀田春枝)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報