深山颪(読み)ミヤマオロシ

デジタル大辞泉 「深山颪」の意味・読み・例文・類語

みやま‐おろし【深山×颪】

山奥から吹きおろしてくる激しい風。
「吹きまよふ―に夢さめて」〈若紫

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「深山颪」の意味・読み・例文・類語

みやま‐おろし【深山颪】

〘名〙 風が深山から吹きおろすこと。また、その風。
源氏(1001‐14頃)紅葉賀「吹きたてたる物の音どもにあひたる松風、まことのみ山をろしと聞こえて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android