深山(読み)しんざん

精選版 日本国語大辞典 「深山」の意味・読み・例文・類語

しん‐ざん【深山】

〘名〙 奥深い山。奥山みやま
※凌雲集(814)秋日入深山〈嵯峨天皇〉「歴覧那逢節序悲、深山忽感宋生詞」
※中院本平家(13C前)九「しんざんに迷ひたらん時は老馬手綱うちかけて、さきにおひたてて行け」 〔春秋左伝‐襄公二一年〕

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デジタル大辞泉 「深山」の意味・読み・例文・類語

しん‐ざん【深山】

奥深い山。みやま。「深山幽谷」
[類語]深山みやま奥山全山遠山端山はやま外山

み‐やま【深山】

奥深い山。奥山。しんざん。
[類語]深山しんざん奥山全山遠山端山はやま外山

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日本歴史地名大系 「深山」の解説

深山
みやま

[現在地名]丸子町大字腰越

腰越こしごえ村のうち深山沢みやまざわの入集落で、火打沢の合流する段丘崖上にある。上丸子かみまるこ村より長窪ながくぼ(現長門ながと町)方面に出る古道と、千石原を経て佐久郡へ通ずる道との分岐点に位置する。

なお、承久四年(一二二二)茂木文書によると「依田庄内五箇村飯沼・中山・真□・内村・腰越」とある真□は、真山とも考えられ、「みやま」は「まやま」の転訛したものであるから、「深山」とすることもできる。

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普及版 字通 「深山」の読み・字形・画数・意味

【深山】しんざん

深い山。〔左伝、昭四年〕其の冰をするや、深山窮谷、固陰冱(ごかん)なれば、是(ここ)に於てか之れを取る。~其の之れを出だすや、桃棘矢(きよくし)、以て其の災いを徐(はら)ふ。

字通「深」の項目を見る

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「深山」の解説

しんざん【深山】

広島日本酒蔵元の「高橋酒造」は明治5年(1872)創業。現在は廃業。蔵は福山市加茂町にあった。

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