深更(読み)しんこう

精選版 日本国語大辞典 「深更」の意味・読み・例文・類語

しん‐こう ‥カウ【深更】

〘名〙
① 夜のふけわたるころ。よふけ。真夜中深夜
菅家文草(900頃)一・海上月夜「行遅浅草潮痕没、坐久深更月影斜」
平家(13C前)七「深更空夜閑にして、旅ねの床の草枕、露も涙もあらそひて、ただ物のみぞかなしき」
② (小豆(あずき)を「赤」というところから、「赤付き」と同音の「暁(あかつき)」に掛けて) 餠の上に小豆をのせたものをいう女房詞。〔俳諧・俳諧歳時記(1803)〕

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デジタル大辞泉 「深更」の意味・読み・例文・類語

しん‐こう〔‐カウ〕【深更】

夜ふけ。深夜。「団交深更に及ぶ」
[類語]夜中真夜中夜半夜更け深夜ミッドナイト小夜さよさりよい暮夜ぼや夜間夜中やちゅう夜分やぶん夜陰やいん夜半よわ晩方宵の口春宵しゅんしょううし三つナイト

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普及版 字通 「深更」の読み・字形・画数・意味

【深更】しんこう(かう)

夜更け。〔寒秀艸堂筆記、三〕寅十日、夜大風あり。深、燭を秉(と)りて書す。

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