混濁・溷濁(読み)こんだく

精選版 日本国語大辞典 「混濁・溷濁」の意味・読み・例文・類語

こん‐だく【混濁・溷濁】

〘名〙
① いろいろなものがまじって濁ること。また比喩的に、世の中が乱れてけがれること。
※続日本紀‐養老二年(718)一〇月庚午「任意入山。輙造菴室。混濁山河之清。雑燻煙霧之彩」 〔楚辞注‐漁父〕
② 心が乱れ、意識がはっきりしなくなること。
※土(1910)〈長塚節二一自分損失を顧みる余裕を有(も)たぬ程惑乱し溷濁(コンダク)して居た」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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