混種語(読み)こんしゅご

精選版 日本国語大辞典 「混種語」の意味・読み・例文・類語

こんしゅ‐ご【混種語】

〘名〙 互いに異なった言語に由来する二つ以上の要素結合から成る単語。日本語の中では、
(イ) 漢語和語の結合。重(ジュウ)(ばこ)、湯(ゆ)(トウ)組合(くみあい)(イン)、運動(ウンドウ)する、など。
(ロ) 外来語と和語の結合。長ズボン、カットする、など。
(ハ) 外来語と漢語の結合。原子エネルギー、スリル感、スト権、など。
(ニ) 外来語どうしの結合。シュークリーム(フランス・英)、エレキギターオランダ・英)など。→複合語派生語

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「混種語」の意味・読み・例文・類語

こんしゅ‐ご【混種語】

異なる言語に由来する二つ以上の要素が結合してできた単語。例えば、和語と漢語との結合である「手製」、和語と外来語との結合である「長ズボン」、漢語と外来語との結合である「邦文タイプ」、外来語どうしの結合である「カフスボタン」など。

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