清客(読み)せいかく

精選版 日本国語大辞典 「清客」の意味・読み・例文・類語

せい‐かく【清客】

〘名〙
風雅な客。上品な客。世俗を離れた人。
真善美日本人(1891)〈三宅雪嶺日本人任務「清客亦た為に敬服するもの少からず」
※伊京集(室町)「清客 セイカク 梅異名也」 〔三余贅筆‐十友十二客〕
遊芸師匠。〔桃花扇‐伝歌〕

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デジタル大辞泉 「清客」の意味・読み・例文・類語

せい‐かく【清客】

世俗を脱した人。風流人
別名

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普及版 字通 「清客」の読み・字形・画数・意味

【清客】せいきやく

招待客。

字通「清」の項目を見る

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動植物名よみかた辞典 普及版 「清客」の解説

清客 (セイカク)

植物。バラ科の落葉小高木,園芸植物,薬用植物ウメ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の清客の言及

【楽師】より

…すでに唐代,妓館に現れた彼らは,明朝では《金瓶梅詞話》に見えるごとく(16世紀),恋唄を歌い,箏,琵琶,三弦をこなして妓女に稽古をつけた。また文人に琴を教えた清客と呼ばれた琴師など,俗音楽は流派ごとに師弟関係をもって流伝した。天才の出現が新流派を生じて師となり,新しい伝統をつくりあげてきたのである。…

※「清客」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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