清宮質文(読み)せいみやなおぶみ

百科事典マイペディア 「清宮質文」の意味・わかりやすい解説

清宮質文【せいみやなおぶみ】

版画家。東京生れ。東京美術学校卒。工業学校教師,デザイン会社勤務等を経る。1957年春陽会会員となり,翌年初個展を開催。多色木版,水彩ガラス絵などの作品があるが,茫洋とした風景なか幽霊のような形象がいる作風は,ノスタルジックな趣をもつ。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「清宮質文」の解説

清宮質文 せいみや-なおぶみ

1917-1991 昭和-平成時代の版画家。
大正6年6月26日生まれ。清宮彬(ひとし)の子。商業デザイナーなどをへて木版画をはじめ,昭和32年春陽会会員となる。東京,リュブリャナの国際版画ビエンナーレ展などに招待出品をかさねる。平成3年5月11日死去。73歳。東京出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。

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