北海道東部,網走支庁斜里郡の町。人口4551(2010)。1943年斜里町と小清水村から分村して上斜里村となり,55年町制施行に際して小清水と斜里から各1字をとって清里町とした。斜里岳(1547m)の西斜面を占め,斜里川沿いに釧網本線が通じている。1898年止別(やむべつ)原野に,翌年上斜里原野に植民地区画が設定され,明治末期にかけて入植者が増加した。町域の大半は森林で,国有林を主とし,天然混交林と人工針葉樹林が多い。北部の平たん地と斜里川,ウエンベツ川沿いに畑作地帯が開け,ジャガイモとテンサイの作付けが多く,水田はない。町の南端が摩周湖の北岸に臨むため,外輪山上の展望台から裏摩周の眺望ができる。清里町駅に近い清里温泉はボーリングによって開発されたもので,研修・休養施設がある。町営工場でジャガイモ焼酎が生産されている。
執筆者:岡本 次郎
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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