出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
仮名との連関においてとらえられた日本語の発音に関する伝統的な術語。濁音(および半濁音)と対(つい)をなす。ある仮名の発音が清音であることをいいあらわす場合には,〈すむ〉というのが古来の習慣である。清音という用語の歴史は,中国にさかのぼるが,中国にいう清音と日本語でいう清音とは,おのずからその内容を異にする。広義においては,いろは四十七文字は,いずれも清音の仮名と解されている。しかし,ふつうには,濁音(および半濁音)の音節と対立する音節を清音とよんでいる。これを実際の例でいうならば,かきくけこ・さしすせそ・たちつてと・はひふへほの20が清音をあらわす仮名(すなわち,清音の仮名)である。清音は,いずれも,無声子音ではじまる音節であるのがその特徴で,その点で,かきくけこ以下の20の音節のみをとくに清音とみなすほうが,単に実用的であるのみならず,音韻論の立場から見ても意味が深い。
→濁音
執筆者:亀井 孝
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…これは朝鮮漢字音の成立期には有気・無気の弁別がまだなかったためかと考えられている。 一方,無声(全・次清),有声(全濁)の別は,日本呉音では清濁の別に反映されるが,日本漢音は両方とも清音で区別しない。布(フ)と捕(ブ)(漢音は共にフ),帯(タイ)と大(ダイ)(タイ),君(クン)と群(グン)(クン)等である。…
※「清音」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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