出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
のどのかわきによる水分摂取の欲望をいう。通常、人体は1日当り1.3~2.0リットルの水分を尿、汗、糞便(ふんべん)などにより失っているので、これに相当する水分が補給されなければ、水分を摂取しようとする欲望、すなわち渇をおこすわけである。一方、病的な渇は、種々の疾病あるいは多量の水分の排泄(はいせつ)を伴う症状の結果としておこることが多い。糖尿病の場合、血中ブドウ糖の上昇により組織細胞の脱水をきたし、口渇を訴えるため、水分の摂取が増加し、腎(じん)機能の異常と相まって多尿をおこす。下痢、嘔吐(おうと)の激しい消化器系疾患の場合にも渇の状態がおこり、臨床的には異常に多量で、しかも比重の低い尿を排泄するのを特徴としている、下垂体(脳下垂体)の後葉機能低下症として知られている尿崩(にょうほう)症でも口渇および全身の皮膚乾燥などを訴える。
[渡辺 裕]
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新