渡辺千恵子(読み)わたなべ ちえこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「渡辺千恵子」の解説

渡辺千恵子 わたなべ-ちえこ

1928-1993 昭和後期-平成時代の平和運動家。
昭和3年9月5日生まれ。昭和20年長崎被爆,下半身不随となる。第五福竜丸事件を契機核廃絶運動に参加。30年4人の仲間と「長崎原爆乙女の会」を結成。31年第2回原水爆禁止世界大会で被爆体験をかたり反響をよんだ。修学旅行生に車いすから体験をはなす「語り部運動」をつづけた。平成5年3月13日死去。64歳。長崎県出身。著作に「長崎に生きる」。
格言など】核兵器は人間そのものを否定する(昭和57年第2回国連軍縮特別総会で)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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