温風(読み)オンプウ

デジタル大辞泉 「温風」の意味・読み・例文・類語

おん‐ぷう〔ヲン‐〕【温風】

あたたかい春の風。
暖房器具などが送り出す、あたたかい風。
陰暦晩夏に吹く、あたたかい風。 夏》
[類語]追い風順風向かい風逆風横風朝風夕風夜風松風まつかぜ松風しょうふう山風山颪谷風川風浜風潮風海風陸風熱風冷風雨風波風風浪風雪風雨無風微風そよ風軟風強風突風烈風疾風はやて大風颶風暴風爆風ストーム台風ハリケーンサイクロン神風砂嵐つむじ風旋風竜巻トルネード春一番春風しゅんぷう春風はるかぜ花嵐薫風風薫る緑風やませ涼風すずかぜ涼風りょうふう秋風野分き木枯らし空風寒風季節風モンスーン貿易風東風ひがしかぜ東風こち西風偏西風南風みなみかぜ南風はえ凱風北風朔風

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精選版 日本国語大辞典 「温風」の意味・読み・例文・類語

おん‐ぷう ヲン‥【温風】

〘名〙
梅雨が明ける、陰暦六月頃に吹く南風。《季・夏》
※俳諧・滑稽雑談(1713)六月「温風(オンプウ)(いたる)」 〔礼記月令
② あたたかみを感じる春の風。季題としては「風あたたかし」で表わす。
虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一二「出て見ると春の日は存外長閑(のどか)で、平気に鬢(びん)を嬲(なぶ)る温風(オンプウ)はいやに人を馬鹿にする」
暖房装置などが送り出す、あたたかい風。

うん‐ぷう【温風】

〘名〙 =おんぷう(温風)落葉集(1598)〕

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