精選版 日本国語大辞典 「湛然」の意味・読み・例文・類語
たんねん【湛然】
たん‐ぜん【湛然】
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中国、唐代の天台宗の僧。俗姓は戚(せき)氏。荊渓尊者(けいけいそんじゃ)、妙楽(みょうらく)大師と敬称される。晋陵(しんりょう)県荊渓の儒家に生まれ、20歳のとき玄朗(げんろう)(673―754)に天台を学び、38歳で出家した。ついで会稽(かいけい)の曇一(どんいつ)(692―771)律師に律を学んだ。天台宗の開祖智顗(ちぎ)の著述を注釈、研究し、法相(ほっそう)宗、華厳(けごん)宗、禅宗の誤謬(ごびゅう)を論難して、天台宗旨を顕揚した。著書には、『法華玄義釈籤(ほっけげんぎしゃくせん)』20巻、『法華文句記(ほっけもんぐき)』10巻、『摩訶止観輔行伝弘決(まかしかんふぎょうでんぐけつ)』40巻などの注釈書のほかに、『五百問論』3巻、『金錍論(こんぺいろん)』1巻、『止観義例』2巻、『止観大意』1巻などがある。
[池田魯參 2017年3月21日]
中国,唐代中期の僧。天台宗の第6祖。荆渓または妙楽大師とよばれる。姓は戚,江蘇省の荆渓の人。金華の方厳と左渓玄朗について天台を学び,広く律,唯識,華厳に通じた。禅宗の盛行に対決し,天台宗の伝統を確立し,教学の中興をはかって,智顗(ちぎ)の三大部その他の注をつくり,記主の名を生むとともに,《金錍論十不二門》その他の著作を出す。弟子も多く,道邃,行満,明曠など数人あり,翰林梁粛は,在家の居士として知られる。道邃と行満は,最澄の受法の師である。
執筆者:柳田 聖山
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