湯の鶴温泉(読み)ゆのつるおんせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「湯の鶴温泉」の意味・わかりやすい解説

湯の鶴温泉
ゆのつるおんせん

熊本県南西部,水俣市の南部郊外に湧く温泉。湯出川の上流旅館が集って,素朴な温泉街を形成している。泉質硫黄泉泉温は 45~52℃。神経痛リウマチ皮膚病などにきく。古くからの湯治場で,長期滞在の療養客が多く,打たせ湯や気泡風呂を備えた温泉センターもある。国民保養温泉地に指定されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「湯の鶴温泉」の意味・わかりやすい解説

湯の鶴温泉
ゆのつるおんせん

熊本県南西部、水俣市(みなまたし)湯出(ゆのずる)にある温泉。泉質は硫黄泉。泉源は湯出川上流部の両岸にある。1979年(昭和54)国民保養温泉の指定を受けた。初夏蛍狩、秋のスズムシ祭りでにぎわう。湯の鶴七滝遊歩道も整備され、山間個性を生かした温泉街づくりが行われている。肥薩(ひさつ)おれんじ鉄道水俣駅からバスの便がある。

[山口守人]

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