現山口市街の西南部に開けた温泉で、地名は正治二年(一二〇〇)一一月日の周防阿弥陀寺田畠坪付(周防阿弥陀寺文書)に「吉木本郡」の内として「湯田三段」とみえるのが早い。周防国分寺の正中二年(一三二五)一二月二六日付文書に「周防国法花寺院内四至堺并免田坪付等事」として「湯田保」とあり、国衙領であったことがわかるが、東大寺造営料とされていたため、永仁二年(一二九四)一〇月には東大寺が地頭の濫妨を訴え、停止されたことが東大寺文書にみえる。
温泉としては長禄三年(一四五九)の大内家壁書に「御禁制(中略)夜中に湯田の湯へ入事 但湯治の人并女人同農人等被除之」とあり、当時すでに湯治の者もあったことが知られる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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