準共有(読み)ジュンキョウユウ

デジタル大辞泉 「準共有」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐きょうゆう〔‐キヨウイウ〕【準共有】

数人共同して所有権以外の財産権を所有すること。地上権抵当権特許権著作権などについて生ずる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「準共有」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐きょうゆう ‥キョウイウ【準共有】

〘名〙 数人で所有権以外の財産権を共同で所有すること。地上権、抵当権、特許権など。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「準共有」の意味・わかりやすい解説

準共有
じゅんきょうゆう

数人が共同して所有権以外の財産権(たとえば、地上権、抵当権、漁業権、特許権、著作権など)を保有すること。この場合には、法令別段の定めのある場合を除き、民法共有に関する規定が準用される(264条)。債権についても準共有は成立するが、この場合には、まず不可分債権の規定(428条以下)が適用されるので、共有の規定が適用される余地少ない

[竹内俊雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「準共有」の意味・わかりやすい解説

準共有
じゅんきょうゆう

所有権以外の財産権を数人が共同で保有することをいう (民法 264) 。これについては特別の規定がないかぎり共有の規定が準用され,また債権については多数当事者の債権に関する規定が適用される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android