溜紙(読み)ためがみ

精選版 日本国語大辞典 「溜紙」の意味・読み・例文・類語

ため‐がみ【溜紙】

〘名〙 他からの贈物をもらった際に、その容器に入れて返す白紙二枚四つに折る。ただし凶事の配り物には入れない。うつりがみ。
浮世草子・商人軍配団(1712か)二「溜銭ため紙さへ大分の事なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android