溝口善勝(読み)みぞぐち よしかつ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「溝口善勝」の解説

溝口善勝 みぞぐち-よしかつ

1584-1634 江戸時代前期の大名
天正(てんしょう)12年生まれ。溝口秀勝次男徳川秀忠につかえる。慶長15年,父の死に際し兄の越後(えちご)(新潟県)新発田(しばた)藩主宣勝から1万2000石をゆずられ,越後沢海(そうみ)藩主溝口家初代(旧領とあわせ1万4000石)となる。寛永11年5月2日死去。51歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の溝口善勝の言及

【溝口氏】より

…近世大名。尾張国の出身。秀勝は織田・豊臣両氏に仕え,秀吉の下で加賀大聖寺4万4000石を領有。1598年(慶長3)から越後新発田(しばた)6万石となり,のち徳川家康より安堵。宣勝のとき弟善勝に分知して5万石。1860年(万延1)に至り,高直しされて10万石となる。当主は従五位下伯耆守,出雲守,主膳正などに叙任。維新後は子爵。なお分知をうけた善勝は,新田分などを含めて越後沢海(そうみ)1万4000石を領有。…

※「溝口善勝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android