漂石(読み)ヒョウセキ

デジタル大辞泉 「漂石」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐せき〔ヘウ‐〕【漂石】

氷河に運ばれた岩石が、氷河の解けたあとに残ったもの。迷子石。捨て子石。

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精選版 日本国語大辞典 「漂石」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐せき ヘウ‥【漂石】

〘名〙
① 氷河によって遠方から運搬された大きな石が氷河のとけたあとにそのまま残されたもの。付近の岩石と種類が異なる。迷子石。〔英和和英地学字彙(1914)〕
② 石をただよわすこと。激流のさまをいう。〔孫子兵勢

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百科事典マイペディア 「漂石」の意味・わかりやすい解説

漂石【ひょうせき】

(1)モレーン岩塊などが氷河の流下遠くまで運ばれ,氷河の消失によってとり残されたもの。付近の地質とは異質で孤立して存在する。(2)岩石の破片がくずれ落ちて流水作用下流まで運ばれたもの。軽石一種。礫(れき)とほぼ同義

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普及版 字通 「漂石」の読み・字形・画数・意味

【漂石】ひようせき

石をも流す激流。

字通「漂」の項目を見る

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「漂石」の意味・わかりやすい解説

漂石
ひょうせき

漂礫

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